医学部出願には志望理由書が必要ってきいたけど、何を書けばいいの?
志望理由書をうまく書きたいけど、どうすればいいかわからない
そんな悩みをもっていませんか?
この記事では国立医学部を含む多数の医学部に合格した経験をもつ筆者が、志望理由書は何に使われるのか、いつ書けばいいのか、書くべきポイント、注意点、テンプレを紹介します。
志望理由書は何に使われるのか
志望理由書は出願時に提出を求められますが、主に使われるのは二次試験の面接です。
面接で使われるとは言っても、私が医学部受験でたくさんの面接を受けた中で、志望理由書を読み込まれているなと思った大学はありませんでした。
実際には本当に医学部に入って努力する覚悟があるのかを形式上確認しているだけと考えられます。
点数が全く同じだった場合の判断材料として使われる可能性はありますが、それは「お金持ちになりたいから」などの不適切な理由を書いていない限り、減点や加点の対象になるとは考えにくいです。
そのため、志望理由書で個性を出す必要はなく、きちんと自分の考えが述べられていれば、他の人と同じような文章でも問題ありません。
最後に志望理由書のテンプレを載せてあるのでそれ通りに書けば良いです。
個性を求めなくても大丈夫!
いつから準備するべきか
結論から言うと、秋に準備するべきです。
秋は少しずつ受験に向けて空気が変わってくる時期。
共通テストの出願などの入試に向けた準備が始まります。
冬になると直前期に入るため、勉強でやるべきことが多く、ここに志望理由書の作成が入ると時間がなくて焦ることになります。
冬に入る前にできる準備は終わらせておきましょう。
秋はまだすべての受験校が決まっていることはないでしょうが、1つだけ志望理由書を作っておけば、あとは学校ごとに細かいところを少し変えるだけで済むので、冬に時間をとらなくて済みます。
秋に準備しよう
書くべきポイント
医師を志す理由・きっかけ
医学部の志望理由書ですから、当然、医師になりたい理由が求められます。
医師を目指すきっかけになった出来事
などを記入しましょう。
また、医学部の面接などで医師になりたい理由を言うと、ほとんどの場合、「なんで医者じゃないとだめなの?」と聞かれます。
他の医療職ではなく医師になりたい理由を、
直接治療を行うことができるから
などのように記入しましょう。
理想の将来像
「医師になりたい」というだけでは子供の将来の夢のようで現実性がありません。
どんな医師が必要とされているか
などをリサーチし、自分がどんな医師になりたいかを考えて記入しましょう。
その大学を志望する理由
その大学の特徴的なカリキュラム
なぜ他の大学ではなく、その大学に入りたいのかをアピールする必要があります。
コツは2つ目のポイントの理想の将来像とつなげることです。
患者さんに寄り添える医師→在学中から患者さんと関わることが多いカリキュラム
技術の高い医師→低学年からの外科実習や、練習施設の整備
など、つながりを意識してその大学の特徴を探しましょう。
その大学でどのように成長したいか
大学は、大学をきちんと卒業して将来活躍してくれる人材を求めています。
高校卒業時に優秀なだけで、成長する意欲のない人は求めていません。
自分が大学に入ったらどのように成長し、将来どんな風に活躍できるかをアピールしましょう。
これだけ書いておけばOK
書くときの注意点
主語と述語を意識する。
主語と述語をそろえるなんて、小学生の授業みたいな話ですが、意識をしないと誰が何をしたのかがわからない文章が出来上がってしまいます。
書き終わったら一度、主語と述語の対応を確認してみましょう。
案外意味のわからない文章が出来上がっていることがあります。
1文を長くしすぎない
1文が100字を超えてくると、読みづらくなります。
長くなってしまった場合はどこか途中で区切れる部分がないか探してみましょう。
書いた後は確認しよう
志望理由書のテンプレ
例
私は~①医師を志す理由・きっかけ~で、医療に携わるなかでも特に、患者さんに直接治療を行うことができる医師に憧れを抱いた。
~のときに~と知り、今日の医療で必要とされている医師は~②どんな医師が必要とされているか~だと感じた。そして~②理想の将来像~になりたいと思うようになった。
貴学では~③その大学の特徴的なカリキュラム~で、~を学ぶことができる。ぜひ、貴学に入学して②になりたい。
自分なりにアレンジしてね
まとめ
以上、志望理由書の書き方について紹介しました。
この情報を活かして志望理由書を書き、余裕をもって直前期を迎えましょう。
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